（４）社長と経営者は、全然違うもの！

皆さん、こんにちは。
株式会社東京建設コンサルタントの高木隆です。
朝起きたら、お腹が緩く、しばらくすると吐き気を催しました。
これは、久しぶりの胃腸炎です。
口唇ヘルペスも出ていたので、免疫力がガタ落ちのようです。
こんな時は、コロナに罹らないように細心の注意をしたいと思います。
さて、皆さんは、「社長」と「経営者」の違いをご存じでしょうか？
似ているようで、この二つは全然違うものです。
社長は誰でも簡単になれます。法務局に行って、登記するだけですから。
社長になるには、テストがないので、ハードルが全くありません。
現役高校生でも社長になれます。そういう意味では、中堅大学に入る方がよっぽど難しい（笑）
一方の「経営者」になるには、経営に関して勉強し続けることが必須です。
この勉強の範囲は、とても広く、時代に即してアップデートをしなければ意味がありません。例えば、法律、経済、心理、会計、専門分野などなど。
それでも勉強だけでは、頭でっかちの研究者になってしまいます。
実際に、仕事もして、人脈も構築してと、まさに仕事漬けの生活です。
中小企業の経営者は、本当に大変だなと感じます。
ところが、大企業の経営者は、どうかと言うと、ちょっと異なります。
僕は、IBMの会長の元で、経営を勉強させて頂きましたので、大企業の経営者や幹部と普段から仲良くさせてもらっています。
彼らは、大学試験、就職試験、さらに厳しい出世競争で選抜された人たちです。
運も必要だと思いますが、小さい頃から努力をし続けた結果、大手企業の経営者になれたのです。
彼らの特徴は、才能だけではなく、人格も兼ね備えている人が多数派です。お酒を飲んでいても、本当にそう感じます。いつも上品です。
僕が新卒で入社した会社は、一部上場のゼネコンでした。おそらく、そのまま在籍していても、経営幹部に上り詰めることはできなかっただろうなと思います。
これからの時代は、中小企業は大手企業と戦うことが、今まで以上に増えて来ます。
中小企業は、組織的にも、資金的にも大手には敵いません。
せめて、経営者VS経営者の際は、互角に戦えるだけの能力を身につけて行きたいものです。
中小企業の経営者は、潰れたら、最後です。常に背水の陣。ここが、僕たちの弱みでもあり、強みであると思います。強い危機感を原動力に、明日も頑張っていきましょう。